マッコウクジラ

＜マッコウクジラ科＞　　体長：雄１８ｍ　雌１１ｍ　　体重：雄４５ｔ　雌１５ｔ
英名：Sperm whale　　学名：Physeter macrocephalus

ハクジラの中で最大のクジラで、体の１／３～１／４程もある大きな頭が特徴的です。地球上にこれまで現れた動物で一番大きな脳をもちます。実は、この大きな頭の中には、鯨脳油と呼ばれる油があります。これは、油のような、ろうのような物質です。この油の働きはまだ分かっていませんが、固めたり溶かしたりして浮力を調節し、潜水したり海面に戻ったりするのではないか。又は、巨大な音響レンズで、高周波音を集めて音響位置測定や深海のイカをすくませるのに使うのではないか。と考えられています。

マッコウクジラは最も深く潜水ができ、３、０００ｍまで潜ることが可能です。深海では、マッコウクジラと餌となるダイオウイカの激しい戦いが繰り広げられています。これまでに、マッコウクジラの胃の中から見つかった最大のイカは体長１２ｍでした。マッコウクジラの体には、この戦いの傷跡がなまなましく残っているものもいます。

＊参考＊




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